IoTの構成要素と必要な技術・知識を整理(製造業の情シスはヤバい)
こんにちは、鬼畜メガネです。
IoTを勉強中です。今回は"IoTの構成要素と必要な技術・知識を整理(製造業の情シスはヤバい)"というテーマで書いていきます。
1. IoTの整理の仕方
以下のように整理できそうです。
・IoTの構成要素 ←今回整理
・IoTに必要な技術・知識 ←今回整理
・IoTの関係者 ←前回整理
・IoTの事業領域 ←前回整理
前回の内容は↓↓
learningforever.hatenablog.com
2. IoTの構成要素を整理
IoTワールド・フォーラムは、IoTに特化した世界規模の年次業界会議である。Cisco、GE、IBM、Intel、Itron、Oracle、SAPを含む同フォーラムの28会員が所属する部会が、IoT World Forum Reference Modelを共同 で作成した。IoTエコシステムの構成要素を7つの層として整理した。
IoT World Forum Reference Model
2.1. 物理デバイスと制御
工場の設備や部品そのものなど、本来はインテリジェンスを持たない物理的なモノの層。ここにセンサー等をつけることになる。
2.2. 通信
ローカルレベルのネットワークの層。車であればController Area Network (CAN)など。
2.3. エッジコンピューティング
エッジ側の処理機能を担う。クラウドと連携して情報処理を行うエッジ側のコンピューター端末やIoTゲートウェイなどの層。
2.4. データ蓄積・流通
サーバー/クラウド上にデータを蓄積・流通させる層。
2.5. データの抽象化
データを抽象化する。
2.6. アプリケーション
IoTデータに付加価値をつける層です。レポーティング、分析、制御など
2.7. 協働とプロセス
付加価値を付けたサービスをユーザーへ提供する層。
3. IoTに必要な技術・知識を整理
以下"IoTの全てを網羅した決定版 IoTの教科書"から引用した必要な技術・知識です。
・産業システム
・デバイス
・ネットワーク
・セキュリティ
・プラットフォーム
・データ分析
・アプリケーション
・法律
3.1. 産業システム
その産業がどういうものか理解する必要がある。Mobility as a Service ; MaaSなら車を取り巻く環境を知る必要があるし、エネルギー関連なら発電所や送電設備などの知識が必要。
3.2. デバイス
Internet of Things の"THhings(物理的なモノ)"がどのようなもので、何を取り付けるべきかを理解する。
制御装置、センサーなど
3.3. ネットワーク
Thingsの情報をInternetにどう接続するか。
データ通信プロトコル、WAN/LAN、PAN (Personal Area Network) など
3.4. セキュリティ
暗号化、認証技術 など
3.5. プラットフォーム
クラウド、分散処理、データ処理 など
IoTでは膨大なデータを収集して保管や取り出しが求められる。また、データ分析にも時間を要するので、処理速度を上げる方法などを考える必要がある。
3.6. データ分析
データサイエンス、データベース、機械学習による分析 など
3.7. アプリケーション
データを収集して分析したものをアプリケーションとして提供することが求められるます。
3.8. 法律
通信に関する法律(電波法、電気通信事業者法)
製造物責任法:複数の構成要素があるけど誰の責任になるの?
ライセンス
オープンデータの権利
4. 最後に
これだけの構成要素と技術・知識が必要となると、こんなのできる人いるの??と思いますが、逆に言えばこれができれば今後IoTが発展していく世の中では引く手数多の人材になれそうです。
ただ、"On the Job Training OJT"で実務経験から学ぶだけではもう絶対無理です。
本気で推進していくなら実務以外で学んでいかなければ厳しいでしょう。
オンラインのスクールが人気です。ここで速やかにソフトウェアの基礎を身につけるのも手段の一つではないでしょうか
【世界で5万人が受講】実践 Python データサイエンス・オンライン講座
人生を変える1ヶ月【TECH::CAMP(エンジニアスクール)】
以上、ありがとうございました。