自動車業界ITエンジニアの生存戦略

IT化の勢いが凄まじい自動車業界でITエンジニアが生き残るために必要そうな情報をまとめます。

【調査】業務フロー図のレベル感

こんにちは、鬼畜メガネです。

 

私は某機械メーカーでシステムエンジニアとして働いていますが、意外とIT部門の発言力が強いので比較的権限をもって仕事ができています。

 

さて、私の勤務先ではシステムの老朽化が激しく作り直す必要に迫られていますが、合わせて業務の見直しもしようと取り組んでいます。

さて、現状の業務を分析するための手法として業務フロー図を用いるという方法がありますが、いざこれで整理しようとしたのですが・・・

 

業務フローは意外と難しい

タスクを順番に書いて矢印でつなげるだけかと思いきや、いくつも書けば書くほどタスクの粒度・レベルに統一感がなくなったり各業務フローが入り組んだりと難解になっていきました。

 

参考

そんなとき、世の中の業務フロー記述方法について調査する中で良いものがあったので参考にして仕事に活かしました。

イギリスのシェフィールド大学の資料です。
"Process Mapping Guidance and Standards for The University of Sheffield (TUOS)"

 

業務フローを目的別の5レベルに分けて作成することを推奨しています(図1)。

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図1 業務フローのレベル(シェフィールド大学)

 

 

 

 

さすがに5レベル分もあると業務上はメンテが大変そうなので、まずは3レベルで試してみようと考えました。

 

 

また、記述方式もこれまでは弊社独自のものでしたが、世の中の一般的な方式である「BPMN 2.0(Business Process Model and Notation)」の定義を利用するようにしました(シェフィールド大学もこの定義を利用しています)。
ただ、BPMNにはアイコンが数百個もあるので全てはとても使い切れないので、よく使うものを10個程度に選定しました。

 

個人的な感想ですが、色々な資料を閲覧していると欧米は概念的な整理などに秀でているような気がします。BPMNの本を読んで業務フローの考え方(書き方ではない)を学ぶのも楽しいと思います。

 

サンプルができましたらまたUPしようと思います。

 

 

以上、ありがとうございました